院長・スタッフブログ

一歳児検診

otaaqua

6/22に新田保健センターにて「一歳児検診」に行ってまいりました。
今回は私が検診を行うのではなく、群馬県に所属する歯科医師の先生の検診を「見学」いたしました。

1歳ですからほとんどの子どもでむし歯はありません。
なので一般的な検診内容とは少し異なり、機能面のチェックとお母さんのサポートに時間を費やします。

コップ飲みはできるか、どんなものをどのタイミングでどれだけ飲ませていいのか。
卒乳はどんなタイミングか、離乳食は何がいいのか、量はどうか。
つかみ食べはしているか、まだ食べさせない方がいいものはあるか・・・
お母さんの悩みは尽きませんね。

行政の出版物や育児書などに書かれている情報は、不特定多数を相手にするものですから
どうしても画一的なものになってしまいます。もちろん、丁寧な書き方になってはいますが、
対象を幅広くカバーしようとすると情報も薄く広くなりがちです。
またネットやSNSが発達し、情報を仕入れようとすること自体は簡単でしょう。
しかし情報の信憑性においては疑問が残るところです。

核家族化も進んでおりますので、育児についてなかなか相談ができる場所が少ないということがありますね。
ですから子どもごと、個別に上に書いたような事柄を専門家に相談できる機会は、非常に有用ではないかと思います。
コップ飲みをさせたいけど、どうやって練習したらいいのか。
その子の発達状態に合わせて、適切に「責任」を持って助言できるのはSNS上にはいませんよね。

この一歳児検診ですが、今は県のモデル事業です。
市は主なところで一歳半・二歳・三歳児検診を行っています。
その他の事業を合わせると、もっと沢山あります。
歯科医、衛生士、保険師、栄養士、マンパワーに限界があることも分かります。
どういったところまで行政が介入し、保健事業を充実させていくのか、行方を見守りたいと思います。

 

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